yahoo! 知恵袋に「将来はデザインに関する仕事をしたいと思う!」という質問があった。
投稿者の若者は専門学校に行って勉強しようと思っているらしい。
やはり学校は行かないよりは行った方がよい。
なぜかと言えば、学校では先生や講師(ここでいう講師は非常勤のような先生で、普段はデザイナーをしているが、契約で週に何時間か授業を持ち、専門的なことだけを教える)たちが、学生を育てるため、心底苦労して教育に力を注いでいるからです。
環境って大切だと思う。デザイナーになるには、友人や先生が同じ考えで、会話の中身でさえもデザインことを話してしるようようなそんな空間に身を置くのが、まず大事です。
中でも重要なのは仲間の存在。同じ目標を持った若者が1日の大半を過ごし、夢を語りながら勉強をしていく環境は大切です。仲間としての影響力だって重要。
でも、学校の同級生は一方ライバルでもあります。
授業で自分が提出した課題に成績がつく。講評会でもあからさまに他の学生の作品と比べられる。
今の若者は小学校のころから平等に育てられて、競争には向かないとききますが、そういった傾向はあるかもしれない。
ただ、それでは人間は成長しない。やはり、優劣をつけられくやしさや劣等感を抱いてからこそ、成長するものである。
その意味でも学校という存在は大切である。
学校に行けば技術的な勉強をマスターできると思っている人が多い。
でもほかの側面もある。
わたしの経験からいって、せっかく技術を教えようとしても、学ばない学生もいる。
理由は色々あるだろうからここではふれない。
これってすごくもったいない。
残念ながら就職活動には運がある
ところで専門学校では2年になると就職活動が始まる。
これがなかなか学生にとって、現実を思い知らされる経験になります。
5月の連休あたりにもう内定をもらう学生がいると思えば、
12月になっても決まらない学生もいる。
学生の心情は複雑である。
内定が出ない学生は何度受けてもだめなケースがある。
本当にきびしい状態である。
私の学校では最終的には、希望すればほぼ100%の学生が就職します。
就職後の学生
就職すれば、デザイナーになれる訳ではない。
デザイナーとして就職した新入社員として、ポジションを与えられる。
会社によっては3ヶ月の使用期間があるけどね。
ただ就職試験や面接をしているのだから、使用期間でだめだった
というのは審査の時点で会社の見立が悪いということになるのかな。
今、学校を卒業して、すぐフリーランスで働く学生はいない。
自分がデザイナーになるには就職するしか道はないのかもしれない。
とにかくデザイナーになる一番の近道は、専門学校に入学して、
真面目に勉強することである。そして、就活を戦略的に行い
自分の目標とする企業や制作事務所に就職するのが
いちばんの近道かな〜
でも、Yahoo!知恵袋に質問をした彼に言いたいのは
他のルートでデザイナーになれるけどね。