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【デザインあ】が子どもに挑むアプローチ

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NHK Eテレ【デザインあ】が子どもに発信するデザインの視点

いきなりですが、PARTNERというまとめサイトに、【デザインあ】の番組担当プロデューサーにインタビューした記事があったので引用させてもらいました。

プロデューサーはなぜこの番組が【あ】というタイトルになっているのかという問いに答えています。

【あ】というタイトルをつけた理由は2つあるそうです。

「デザインあ」はコップや醤油差しなど身の回りにある物を、デザインの視点で見て発見をしていく番組で、その発見をした時の驚きを表す、「あっ」という意味が一つです。外国でも放送していて、そちらでは「あ」は「Ah」と表記されています。感じがよく出でていますね。それからもう一つは始まりの「あ」。日本語ではあいうえおの「あ」は平仮名の始まりの文字ですね。子供たちが身近なところから自分のまなざしを見つけていく最初の扉になりたい、という思いが込められています。

参考サイト:PARTNER https://partner-web.jp/article/?id=605 

番組を作るところがら、綿密のコンセプトを練っていますね。

NHK Eテレは昔でいうところのNHK教育でいつの間にかおしゃれになっています。それに沿ってかどうかは知りませんが、「デザインあ」は、子ども向けのお歌の番組と違ったスタイルで制作されています。

この番組は工業デザイン、グラフィックデザイン、服飾デザイン、建築デザイン、照明デザインなどたくさんの種類があるデザインを特別な観点から表現しています。ヒトとモノや、ヒトとヒトをつなげる本来のデザインが持つ使命を視覚や音楽そして映像で訴え続けています。

子どもたちに対してデザインとは?を番組から発信するするには大変面白い試みだと思います?

【デザインあ】の社会的指な役割

日本人はプログラミングとかデザインに対してコンプレックスを持っています。

ですから子どものうちからデザインに気づきを与えるのが大変効果的であるというのがまず一点。

そしてシンプルな映像で興味を惹かせて知らず知らずのうちにデザインの世界に引き込んでいく企みが見えます。

今私たちが接しているデザインは欧米から入ってきたものです。ですから自然に接することはできずに身構えてしまいます。

ですからデザインの本質は大人でも理解でません。

【デザインあ】ではデザインを観察・思索・知恵・行動の4つのプロセスに分けて、面白さの観点から子どものために番組を作っています。

正直、子どもが4つのプロセスを理解できるとは思いませんが、違った側面からのアプローチはよく考えられています。

普通デザインの意味は、線を引いたり、着彩したりするデザイナーが制作する行為をいいます。

他方、デザインの動詞の意味の中には、まったく違った側面からの問題解決プロセス、という定義もあります。

そのようなデザイン的思考を子どもに育むためのアプローチとしては、仕掛けとしては面白いと思います。

ただし、私はであるならば、それはデザインと呼ばなければよいかと思います。

「デザイン的思考」ってのをよく聞きます。おしゃれなアートディレクターが、この言葉を引っさげて企業のセミナーで語っているのをみると、なんとも言葉に詰まります。

コンセプト、コンテンツ、アーキテクト、イノベーション・・・

いきなり言われても、よくわかりませんね。

子どもたちに接するときはもっとシンプルでいきましょう。

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