近年、デザインの発注もついにオンラインで完結できるようになりました。
インターネット上で決済まで可能なんですね。
外出することも相手に会うこともなくサービスの提供が受けられます。
ランサーズ、クラウドワークス 、ココナラというクラウドソーシングの仕事依頼サイトが
登場してきています。
この記事ではココナラを例にデザイナーとして、どのくらい便利なものか?
長所と短所を見極めてみました。
この記事においては現在ココナラで発注を考えている方を対象に書いています。
企業やショップ経営者の方などに発注するときの注意点と心構えを
自分の経験を踏まえて伝えてみます。
ココナラでチラシを依頼するメリット
比較してお得
200種類以上のカテゴリーから豊富なサービスを簡単に比較検討できます。
例えばチラシを発注したい場合チラシを制作する出品者がラインナップできます。
値段、過去の作品、サービス内容、評価を比較することができます。
オンラインで完結
サービス提供はすべてオンライン上で完結します。
テキスト、ビデオチャット、電話、コンテンツと自分の好きなツールを使って取引ができます。
安心・安全
購入・販売の際のお金のやりとりはココナラが仲介するので安全です。365日運営でのサポートも行っております。
実際今まではデザイナーにチラシを発注するとなると、打ち合わせの必要が出てきます。
打ち合わせ時間も最低でも1時間程度の時間がかかります。
場所も設定しなければならず、出かけるのに移動時間や交通費もかかります。
ココナラでチラシを依頼するデメリット
自分が要望するチラシをデザイナーに伝えることができるか?
これはあくまでも発注側の責任です。
費用を払うのは発注者ですが、ビジネス to ビジネスの世界では
当然、発注者負担の作業ですから、できるかぎりの努力はしましょう!
現物を確認できないことがまずデメリットです。
カンプと呼ばれる試作デザインがみられないことです。
チラシになった時の、色が確認できません。
実際に会って打ち合わせをする場合、デザイナーがカンプを持ってきて
色に対する説明もしてくれるはずです。
発注者はだいたいのイメージをカンプによって知ることができのですが、
オンラインではむずかしですね。
依頼するときの注意点
ざっくり言って、出来上がったチラシに期待しないことです。
不思議な言い方ですが、出来上がったチラシが思った通りにできていない、と後悔する話はよく聞きますが、
デザイナーもまったく他人なのです。
あなたの頭の中に入って、イメージを確認することはできません。
ですから、思いと違ったチラシが出来上がるのは当然です。
違うというのはあなた説明や伝え方、途中の段階でちゃんと確認していないことが原因なのではないでしょうか?
私の経験からいうと、クライアントの10人中8人ぐらいがデザインのことが分かっていません。
成果物として出来上がったチラシは、例えば上司が「これは良いデザインじゃないか!」
といえば、担当者がイマイチだな〜 と思っていても評価は簡単に変わります。
納品時に、自分はディティールがイマイチだな〜 と思っていても、
クライアントはこれは素晴らしい! 良いデザインです。と褒められたことによって
私でさえも、良い作品になってしまったことがあります。
デザインは最終的に売れてなんぼの世界です。
途中段階での評価はできません。
ですから、ココナラで出品者にデザインを発注するときは
けっして最高のものができるとは期待しないことです。
ましてやそのチラシをみるエンドユーザーも
チラシがいいの悪いのなんて分からないはずです。
問題は誤字脱字がないか? 見やすいチラシになっているか?
全体のイメージは当社のコンセプトにあっているか?
そのあたりを押えておくべきです。
コストのことを考えると
ココナラでチラシ(他のカテゴリーも)を作るコストは
既存の方法で作る場合に比べて圧倒的に安くなっています。
ですからその辺りを勘案すればパフォーマンスはかなり
良いことは確かです。
ではデザイナーの実力はどこで判断するかというと、
出費者のポートフォリオ/ 評価・感想を見ればほぼ問題ないと思います。
悪意ある出品者がポートフォリオに偽の作品をアップしていたとしても、
依頼者の評価・感想で厳しい採点、星の数が付けられてしまいます。
ですから評価・感想をチェックしておけばまず問題はありません。
ある程度出品者が決まったら、必ず見積もり依頼の緑のボタンをクリックしましょう。
値段は細く出品者から提示されていますが、必ず見積もりを取りましょう。
そしてココナラが発注者側に優位なことは、自分の気が済むまで
出品者を選び、見積もり依頼を気兼ねなくできることです。
修正は必要か? 何回までが妥当なの?
最初のデザインが決まり、そこから修正をしていくわけですが、
出品者によって修正回数が(料金内)違います。
一般的に修正は何回が妥当なんでしょうか?
修正は1回ですめば越したことはありません。
何回までということはありません。
修正は誤字脱字、また若干イメージが違うのであれば最初の修正の時に伝えるのがルールです。
私がいつも嫌な客だと思うのは
最終修正で、イメージの変更を要求してくるお客さまが少なからずいます。
最終段階でのイメージ変更は文字や画像などもそれに合わせて変える必要があります。
積み上げてきた作業を最初からやり直す可能性が出てきます。
デザイナーに取っては作業負担どころか、モチベーションの低下につながります。
印刷納品までしてくれる出品者は便利?
ぶっちゃけ印刷費用を確認してみると、ネット通販印刷で発注しているとすれば、
ここである程度の利益を取っていることがわかります。
ただし、ココナラでのチラシの制作料が、一般的にやすいこと。
ネット印刷を自分で発注する場合、データに不備があったりすると、
工程が止まってしまい納品日が延びたり、印刷不可になったりします。
ネット印刷業者と印刷発注者とのトラブルを考えれば、
デザインから印刷納品までをしてくれるのは悪くはないと思います。
そして何よりもチラシ制作の総額では圧倒的にコストパフォーマンスは良いはずです。
ココナラでうまくチラシを注文するには
ココナラ でうまくチラシを注文するには
- 自分の作りたいチラシを明確化すること
- 出品者(デザイナー)の選択は充分検討する
- 納得するまで問い合わせを出品者(デザイナー)とすることです。
以上のことが理解できたら、さっそく会員登録から!